日本交通株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:若林泰治、以下「日本交通」)とノバルティス ファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:レオ・リー、以下「ノバルティス ファーマ」)は、2024年7月8日、タクシー乗務員の高血圧対策で業務連携することで合意しましたのでお知らせいたします。この取り組みにより、タクシー乗務員の高血圧対策をはじめとした健康課題と向き合い、その先にあるタクシーを利用する人々の安全安心を守ることを目指します。
国土交通省は、事業用自動車の事故削減のため、健康に起因する事故対応を重点施策としていますが、日本交通でも、「社員が健康でなければ安全は提供できない」という考えのもと、これまで無呼吸症候群(SAS)簡易検査の実施、血圧測定の強化、脳ドック受診の推奨など、タクシー乗務員の健康管理を強化してきました。
高血圧は適切な治療でコントロール可能ですが、タクシー乗務員は不規則な食生活など血圧コントロールが難しくなりやすい環境におかれています。高血圧は意識障害など運転業務の支障につながるリスクがあるため、日本交通ではこれまでも健康診断での検査等を実施してきましたが、さらなる強化を目指すべく、日本交通とノバルティス ファーマは連携してタクシー乗務員の高血圧対策における取り組みを行っていく方針で合意いたしました。また、具体的な取り組みの第1弾として、2社共催で7月下旬に日本交通のタクシー乗務員に向け、高血圧対策をテーマにした講習会を実施いたします。
日本交通代表取締役社長の若林泰治は、次のように述べています。
「日本交通はウェルネス経営宣言のもと、全社的に交通安全と社員の健康増進に取り組んでいます。今般、ノバルティス ファーマ と協業することが高血圧対策の取り組みを進化させ、社員がより安心して長期に働ける環境作りにつながると期待しています。さらに運輸業界における健康増進、健康に対する意識向上の一助となれば望外の喜びです。タクシーは今日、社会生活に必要不可欠な移動インフラとしての役割が一層増しており、日本交通は健康管理と安全運転を通じてその責務を果たしてまいります」
ノバルティス ファーマ代表取締役社長のレオ・リーは、次のように述べています。
「タクシー業界とともに、高血圧管理に取り組めることを、大変うれしく思います。日本交通は、業界でも先進的な取り組みを進めながら、特に社員の健康については非常に重要視されている企業で、私たちに様々なミッションと学びを与えてくれる存在だと考えています。私たちが製薬会社としてタクシー乗務員とタクシーを利用する人々を高血圧対策という観点からサポートできるのは貴重な体験になると考えています」
日本交通とノバルティス ファーマは、高血圧対策に取り組むことで、血圧に起因する疾患の予防・早期発見・早期治療を促進し、タクシー乗務員の健康課題に取り組むとともに、公式webサイト、公式SNSサイト等でもお知らせすることにより、タクシー乗務員のみならず、一般の方々に向けても高血圧対策の重要性を発信していく予定です。
企業|団体: |
日本交通株式会社 |
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URL: |
https://www.nihon-kotsu-taxi.jp/news/240708/ |