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佐賀大学 フューチャー・リソース推進プラットフォームの成果報告会を開催
―文部科学省教育研究組織改革分(組織整備)の進捗状況-
佐賀大学
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【研究成果の概要】
 国立大学法人佐賀大学(以下、「佐賀大学」。本部:佐賀県佐賀市本庄町1番地。学長:兒玉 浩明)は、「フューチャー・リソース推進プラットフォーム」における全学的な取組みとして潜在的なエネルギー・資源を活用した転換技術の革新的研究開発に関する研究成果の発表会を令和6年6月19日(水)に開催しました。

この取組みは現在の社会情勢において、地球温暖化防止、SDGs達成に向け、克服すべき課題としてエネルギー・資源は、脱化石燃料、カーボンニュートラルへ方向転換が求められていますが、その本質的課題は、未利用なエネルギー・資源(FR)を「使えるエネルギー・資源」として転換していくための研究開発が未熟な点にあるとの理念に基づくものです。この未踏領域とも言えるこの課題に挑むには、潜在的な強みを有する本学であるからこそ取組むことができる分野であり、未踏分野を開拓していくには、全学的な研究マネジメント体制を構築するとともに、研究マネジメントの下、FR関係研究者を一元化・集結させ、本学の強みである「低温熱」、「風力」、「海水成分」の3つの視点からFR利用研究を推進していくものです。
 特に今回は実施された12件の研究の中で、これまで佐賀大学海洋エネルギー研究所単独では、実施できなかった分野を中心に発表を行い、今後、FRに関する研究の全学的な浸透・加速と共に、研究成果の社会実装化に向けた可能性について全学的な議論をする場となりました。

<取組みの特徴>
・「低温熱」、「風力」、「海水成分」の3つの視点を中心にFR利用研究を推進
・海洋エネルギー研究所に留まらず全学的に研究を展開
・研究成果のうち社会的インパクトの高い案件について社会実装化を推進

<取組みの背景>
 国内外の社会変革や情勢変化等を踏まえた地球規模の課題解決に向けて、全学的な研究力を強化する観点から、戦略的に研究のマネジメントを担う体制の強化が不可欠で、その体制として本学では「研究戦略マネジメント室」を令和5年10月1日に設置しました。現在の社会情勢においては、地球温暖化防止やSDGs達成に向け、克服すべき課題としてエネルギー・資源は、脱化石燃料、カーボンニュートラルへ方向転換が求められていますが、その本質的課題は、未利用なエネルギー・資源(FR)を「使えるエネルギー・資源」として転換していくための研究開発が未熟な点に由来するものです。この未踏領域とも言えるこの課題に挑むには、「学」の力が必要であり、潜在的な強みを有する本学であるからこそ取組むことができる分野です。この未踏分野を開拓していくには、従来の佐賀大学海洋エネルギー研究所単独の力量では、限定的な対応に留まることから、このたび文部科学省教育研究組織改革分(組織整備)の支援を受け「フューチャー・リソース推進プラットフォーム」における研究を全学的に展開していくものです。

<今後の展開>
 今後は、FRに関する研究を全学的に浸透させることで領域を拡大させてまいります。さらに、海洋エネルギー研究所とのコラボ研究の開拓、FR研究から生じたオリジナリティーと社会的インパクトが高い研究を発掘し、社会実装化を目指してまいります。



<用語解説>
*1 フューチャー・リソース
 現在は未利⽤でも転換技術の⾰新的研究開発によってエネルギー・資源(水産資源・食料資源等)へ活用できるものを指します。なお、今回のプログラムでは海水や海洋に限定することなくフューチャー・リソースに関する研究テーマを全学的に展開していくものです。

*2 フューチャー・リソース推進プラットフォーム
 令和5年度から文部科学省教育研究組織改革分(組織整備)にて認可され、フューチャー・リソース(FR)の創出を担う研究組織として整備されたものです。

*3 研究戦略マネジメント室
 令和5年度から文部科学省教育研究組織改革分(組織整備)にて認可され、全学的な研究力を強化する観点から、戦略的に研究マネジメントを担う本学独自の体制として整備されたものです。

詳細はこちらから ⇒ https://www.saga-u.ac.jp/koho/press/2024070333945

企業|団体:

佐賀大学

URL:

https://www.saga-u.ac.jp/koho/press/2024070333945


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